去年今年貫く棒の如きもの    高濱虚子

 明けましておめでとうございます。
毎年のこととはいえ、新年は気が引き締まるようです。冒頭の虚子の句にあるような、棒のように昨年から今年に貫かれているものはコロナ禍でしょうか。それとも留まるところを知らない国力の衰退でしょうか。コロナ禍は、国や世界を挙げての対策と人々の努力、それにコロナ自身の寿命による弱化により先が見えてきたのかも知れません。一方で、国力の衰退はどうでしょうか。失われた20年がいつの間にか30年になり、このまま行けば40年にもなりかねません。
 これに対し、私共は早稲田大学こそがこの日本の停滞を打ち破り、再び発展への道へ誘ってくれるものと期待し、応援をしてゆきたいと思います。大隈重信候が1881年に政府の統計院を設けさせたこと、早稲田大学では合せて580万冊の蔵書を有する図書館を設けていることに加えて2017年に現データ科学センターの前身を設立していることなどから考え、早稲田のデータサイエンスがその役割を担うのかもしれません。
 校友会東京都23区支部は、各区23稲門会の発展を通じ、校友間の懇親を深め、社会活動にも力を入れております。本年はコロナ禍で疲弊した稲門会の立て直しから一層の発展をするよう努力して行きたいと思います。それがやがて母校の発展を通じ社会にも貢献することになるのではないでしょうか。
 新年に当たり前向きの大きな夢を描きたいと思います。
校友の皆様の描く大きな夢を合わせて、その一部でも実現出来たらきっと世の中が変わる契機に成り得ます。その第一歩が校友会、稲門会活動を活性化し、豊かな時間を共有することだと信じます。

 本年も皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。元気で頑張りましょう。

早稲田大学校友会 東京都23区支部
支部長 金森 捷三郎